【作業事例紹介】廃油を「燃やさず再生」へ──吸引から処理までワンストップ対応(リライフ)
中特グループでは、地域インフラを支える中で直面するさまざまな課題に対し、安全・品質・効率を追求しながら解決へ導いてきました。
このページでは、その取り組みの中で生まれた お客様の課題解決事例 や 現場・社内での改善実践 をご紹介しています。
実際の事例を通じて、皆さまの課題解決のヒントとなれば幸いです。
今回はその中から、株式会社リライフでの事例をご紹介します。
私たちリライフは廃棄物に新たな価値を吹き込むべく、再資源化に特化した中間処理の現場業務に日々取り組んでいます。 「捨てられたモノに、いのちを。」という思いを胸に、地域循環型社会の実現を目指しています。
廃油を「燃やさず再生」へ。
— 石炭灰を用いた改良処理で新たな循環を構築 —
今回ご紹介するのは、廃油を対象とした改良リサイクル処理の取り組みです。
従来は焼却処理でしか対応できなかった廃油を、ピットでの受け入れ後に石炭灰を混合して改良処理することで、セメント原燃料としてリサイクル可能な形へと転換しました。セメント原燃料となった後は、セメントキルンの熱源として有効利用され、その残渣はセメントへと生まれ変わります。
このようにカロリーのある廃棄物をただ焼却するのではなく、サーマル&マテリアルリサイクル出来ることもセメントリサイクルの強みです。

このプロセスでは、ピット・集塵機・ロータリーフィーダー・スクリューコンベアを連携させた専用ラインを構築。作業環境では粉塵対策を最優先し、設備の密閉化と吸引システムの強化により、安全でクリーンな処理を実現しました。

また、グループ会社の中国特殊との連携により吸引車の手配から受入・処理までをワンストップで実施。
処理効率と利便性の両立を図りながら、廃棄物を「処理する」から「再利用する」へと発想を転換しました。含水率調整剤として石炭灰を活用することで、含水率調整剤の使用量削減にもつながり、お客様のコストメリットにも貢献しています。
お客様からの声
「グループ内で吸引車も手配していただき、ワンストップで対応してもらえたのが助かりました」
廃棄物をリサイクルに活かすという新しい発想に対し、
「自分たちの廃棄物が再び資源として役立つことがうれしい」との声もいただきました。
処理を“終わり”にせず、“次のいのち”へとつなげる循環を体感していただけた事例となりました
今後もリライフは、非固形廃棄物の再資源化を通じて環境負荷の低減と資源循環の促進を両立し、地域のサステナブルな未来づくりを支えてまいります。
いかがでしたでしょうか? 私たちは、こうした社内での取り組みを通じて、地域の快適な暮らしと環境づくりに貢献しています。 ご相談・ご依頼など、お気軽にご連絡ください。
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